1952-05-07 第13回国会 衆議院 外務委員会 第23号
これはダレス氏などが日本に対する、何といいますか、気休めに、慰め言葉に——もともとアメリカが琉球等を信託統治領にするということは無理でありますから、アメリカもそういうふうにいわざるを得なくなつた。大体信託統治領にすべき地域でないところを無理に信託統治領にしようという、そのアメリカの無理がそういう説をなさしめておる。
これはダレス氏などが日本に対する、何といいますか、気休めに、慰め言葉に——もともとアメリカが琉球等を信託統治領にするということは無理でありますから、アメリカもそういうふうにいわざるを得なくなつた。大体信託統治領にすべき地域でないところを無理に信託統治領にしようという、そのアメリカの無理がそういう説をなさしめておる。
終戦後の國民的標語としての文化國家の建設ということは、實はあきらめの気持に出たものでもなく、慰め言葉でもないのでありまして、われわれはぜひともそこに積極的な意義を見出して、希望と光明のよすがとし、努力と發展の目標といたさなければならないのであります。つきましては政府におかれても、今後一段と文化行政の體系の樹立に邁進せられんことを祈つてやみません。